2019年 皐月賞 見解
皐月賞の見解です。
〇天候
雨予報ですが、18時から降り出すとの事で、レースには影響なし。
ただ風が強く、向こう正面が強い向かい風。直線は追い風。
〇馬場傾向
先週までの硬い高速馬場からは少し時計がかかるが、標準より‐0.5秒ほど早い。
スピードが活きる馬場で内も悪くない。
〇高速馬場の皐月賞
2014年馬場改修以降、勝ち時計1:59.0より早いレース
2015年 1:58.2
1.ドゥラメンテ
(キンカメ×サンデー:前走1800)
2.リアルスティール
(ディープ×ストームC:前走1800)
3.キタサンブラック
(Bタイド×Sバクシンオー:前走1800)
2016年 1:57.9
(ディープ×Bタイム:前走1800)
2.マカヒキ
(ディープ×Fデピュティ:前走2000)
(ディープ×オーペン:前走1800)
2017年 1:57.8
1.アルアイン
(ディープ×ドバイM:前走1800)
2.ペルシアンナイト
(ハービンジャー×サンデー:前走1600)
3.ダンビュライト
(Rシップ×サンデー:前走2000)
ポイントは
キングマンボとディープが優勢なのと、1800や1600の重賞を勝ち負けするスピードがあるのか。2017年の1着~3着も1600で勝った経験がある馬。
2015年8番人気3着のウインフルブルームも1600勝ちで重賞でも好走。
また、2017年のアルアインとペルシアンナイトは2000未経験。
3歳春までの2000重賞はスローになりやすく、皐月賞のハイペース&高速決着にいきなり対応するのは力が抜けているか潜在的な適性があるかしかない。
また、先行経験も重要。
過去5年で6番人気以下で馬券になった7頭中6頭で前走3コーナー5番手の馬。
ハイペースを流れに乗って粘りこむタイプが穴。
〇出走馬考察
1800重賞連対もしくは1600以下レース勝利経験
アドマイヤマーズ(1600重賞2勝)
ファンタジスト(スプリング2着、1600以下重賞2勝)
ダノンキングリー(1600レース2勝)
ランスオブプラーナ(毎日杯1着)
ニシノデイジー(1800重賞2勝)
サートゥルナーリア(16001勝)
クリノガウディ(朝日杯2着)
タガノディアマンテ(きさらぎ賞2着)
サートゥルナーリア
1600の勝ち星は新馬戦。
力は抜けていて操縦性も高い。かかる馬ではないので休み明けは苦にしないが、種牡馬価値で考えても勝ちたいのはダービー。中山2000G1はもう勝っている。
ハイペース経験はない。ダービーのことを考えると無理して先行しないのでは。ダービーの方が堅そう。ここは取りこぼしもあるかも。
ダノンキングリー
共同通信杯はスローの上り勝負。中山経験も1800経験もある。あとはハイペースも追走できるのか。
アドマイヤマーズ
前走は目標にされ、ディープの切れ味に屈した印象。この馬場ならスピードが活きる。
ヴェロックス
2000のOP特別を連勝中。ただ追われても頭が高い。なんかタラタラ走っている印象がある。
ファンタジスト
道中のラップ推移はスプリングSが本番に近い。ロードカナロア産駒や1200重賞勝ち馬で距離不安を言われ続けているが、道中かからないので、距離は問題ない。スピードがあるので穴候補だが、馬群を嫌う傾向があるので乗り難しい。
クリノガウディ
前走は逃げて最後にたれたが、かかる気配はなかった。2000は長いかもしれないが、穴を出すならこういうタイプ。
〇結論
サートゥルナーリアの力は認めるが、取りこぼしもあるとみて、アドマイヤマーズとダノンの方が堅実。ファンタジストは穴候補。クリノガウディとクラージュゲリエも人気を落としすぎなのでねらい目。